八百祢です。
今日はちょっと疑問に思ったことを書きます。
電力の小売全面自由化ってあるじゃないすか。
2016年4月1日から電気の小売業への参入が全面自由化されて、電力会社を自由に選べるようになったやつ。
もともと電力供給は「発電部門」「送配電部門」「小売部門」の3つのに分けられていて、電力小売全面自由化する前は、電気事業者によって担われてたんです。
ガッ、電力小売全面自由化によって、発電所をもたない会社でも電気を販売できるようになったわけです。
そのため新電力と呼ばれる電力小売業者が参入してきたんですね。
もともとの電力会社も電力自由化以降は、電気料金プランに「規制部門」と「自由化部門」という2種類が存在しています。
「規制部門」の料金プランには大手電力会社が電力自由化前から提供してきた「従量電灯」などが含まれており、これらは電力需要家保護の観点から燃料費調整額に上限が定められています。
一方で「自由化部門」の料金プランには、燃料費調整額の上限についての決まりはなく、電力会社が自由に燃料費調整額を設定することができます。
そのため燃料費の高騰が続く中で、新電力だけでなく、大手電力会社の「自由化部門」に含まれる料金プランでも、燃料費調整額の上限撤廃が相次いでいるというわけです。
「従量電灯」の燃料費調整額については国の承認がなければ引き上げができないのですが、今年になって承認され、6月の電気料から値上げになるわけです(´・ω・`)
んで、この引き上げ率が今回の議題。
以下が各電力会社の値上げ率なのですが、
我らが東北電力は24%の値上げになるし、北陸電力は42%もの値上げになっています。
各電力会社の値上げ率が違うのは、電力供給量のせいもあるようですが、もともと安かったところは値上げ率が高いみたいっすね。
北陸電力はもともとの電気料金が安かったため、今回の値上げ率がすごいらすぃ。
今回の値上げに関西電力、九州電力が入ってないのは、原発が動いているために燃料費調整額にあまり影響がないからだそうです。
前置きが長くなりましたが、ここから本題。
ふと思ったのですが、東北電力管内のボクが九州電力と契約できるんだろうか(ι´ェ`)?
電力自由化なんだしできそうな気がするんだよネ。
そうすると値上げの影響を受けないし、大手電力会社だから問題もなさそうじゃん?
周波数の問題とか関係あるんかな?
日本には電気の周波数が2種類あって、富士川(静岡県)と糸魚川(新潟県)を境に東側は50Hz、西側が60Hzとなっています。
今から40年くらい前は違う周波数の電気製品は使えなかったモノもあったんですよね。
洗濯機とか電子レンジなどの回転や周波を伴うものはダメだった記憶が、、
今ではほとんどの製品が50Hz/60Hz共通になっていますが、水槽のフィルターなど一部の製品は今でも周波数の影響を受けて、水の流量が変わったりします。