ヤフーニュースにある記事が出ていました。
news.yahoo.co.jp現在の給与では、勤続年数に応じて上がる年功色が強い「職能給」と、担当業務に基づき成果色が強い「職務給」の比率が「おおむね6対4のイメージ」(幹部)。
新制度はこれを逆転させる。業務の重要度やポストで賃金は大きく変わる。
営業職ならともかく、事務職の多い銀行で成果主義なんて誰が判断するの?
数字が出る部署ならともかく、内勤者は上司のウケで判断するの?
それとさ、数字を出した人を支える仕事をしている人もいるわけですよ。
その人の成果はちゃんと判断してくれるんでしょうか?
やる気がない、自分では何もしない、保身的な判断しかしないと言ったお荷物社員がいるのは間違いないですが、成果主義を賛美するのもどうかと思うのです。
今から十数年前にも日本企業が成果主義を導入しようとしたことがあります。
富〇通だったかパナ〇ニックだったかな?
当時はみんな「これで自分も正当に評価される」って思ったんですよ。
でも実際は自己評価が高いだけで、会社の評価は低いという結果になったんです。
みんなね、自分で思ってるほど自分は優秀じゃないんですよ。
100mを全力疾走している自分は優秀って思いたいんでしょうけど、マラソンを全力疾走させるのが会社なんです。
成果主義と流動的雇用、年功序列と終身雇用はセットでないと機能しない。
前者に特化しているのがアメリカ、後者に特化していたのが昭和の日本だった。
今の日本は、管理者が両者の(都合の)いいとこ取りをするから、おかしくなっている。
こんな指摘がありましたが、まさしくもってその通りだと思います。
成果主義って成果が挙がらなければ給与は下げられるってことですよ?
最初から無理なノルマを設定しておけばクリアできないから、給与を削減できる。
なんてことにならなければいいのですが・・・
それに、評価するのも結局は上司ですからね。
部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任。
こんな考えが蔓延しているような日本企業で成果主義は馴染まないと思うなぁ。