八百祢です。
またまた映画を観に行ってきました(*'▽'*)
前々から気になっていた「ラーゲリより愛を込めて」です。
以下ネタバレしますので、映画を見ようと思っている方は読まないでください。
何も知らずにまっさらな状態で観に行った方が楽しめますので。
シベリア抑留、強制労働の話で、泣くんだろうなと思ったら、やっぱり泣いた。
俳優さんの演技がハンパねぇ!
中国人?を銃剣で刺突するシーンがあるのですが、相沢(桐谷健太)の演技力が光ってました。
理不尽な命令でも従わなければならない苦悩。
「俺は人間を捨てた」ってセリフが重いです。
山本(ニノ)が病に侵されて病院で診察してくれるように直談判する原(安田顕)の演技も良かった。
ロシア将校に拳銃を突き付けられ「俺たちは家畜じゃない、人間なんだ!!」ってシーンは感動すら覚える。
山本(ニノ)が病に侵されて「絶望しないわけないじゃないですか!」って言ったシーン。
飄々としながら帰国を信じ、希望を持っていた山本(ニノ)が初めて泣き言を言ったシーン。
ここも熱かった、相沢(桐谷健太)が心を取り戻していくシーンでもあります。
最後のシーンはもう嗚咽号泣ですよ。
山本(ニノ)の思いを届けてくれた3人の仲間たち、、
それぞれの思いが重なって号泣&号泣。
レビューでは松坂桃李がもったいないってレビューもありましたが、そんなことはない!
「母死亡」の報告を受けるシーンがあったのですが、「目が泳ぐ」と言う動作だけで戸惑いと悲しみを表している素晴らしい演技でした。
印象に残ってるのはチラッと新聞記事が写ったシーンで「もはや戦後では無い」って。
今までは経済発展していく良い言葉なのかと思っていました。
日本ではもう誰も戦っていない、誰も殺し合いをしてない中で、強制労働のうえ亡くなってしまう人が大勢いたと言う事実。
多面的に物事を捉えないといけないなと思いました。
シベリア抑留がこんなにも悲惨で過酷なものだったのか、現実はもっと過酷だったのだろうと思うだけで自然と涙が溢れる。・゚・(ノД`)・゚・。
この映画が実話だということに本当に胸に込み上げてくるものがあります。
戦争の悲惨さではなく戦後の後遺症、、本当にそうだと思いました。
どの俳優さんの演技も素晴らしいと思いますので、ぜひ劇場に観に行ってください。