八百祢です。
先日、G7広島サミットが無事に終わり、岸田すげぇの声も聞こえてきています。
G7のサミットとしては大成功に終わったのだと思います。
核軍縮の話であったり、ウクライナ問題に対する議論が行われ、G7として「経済的威圧」への抑止で一致した共同声明を出しました。
日本ではサミット大成功の声で溢れていますが、世界的にはどうなのでしょうか?
今回のG7の主役はウクライナのゼレンスキー大統領だと言っても過言ではないでしょう。
日本を含むG7では「ロシアはウクライナに侵略をした悪い国」という一致した認識を持っており、それに対して経済制裁を加えています。
ではG7に参加していない諸外国の反応はどうなのでしょうか?
BRICsと呼ばれる国では侵略の是非はともかく、ロシアへの経済制裁を是としていません。
アフリカ諸国、アラブ諸国、中国、ブラジルなどはロシアへの経済制裁を非難しています。
これには理由があって、ロシアがウクライナに侵攻した際に経済制裁としてSWIFT排除を行いました。
これによりロシアは銀行間での決済ができなくなり、経済的に苦しくなっています。
それを見ていた第三国、何かあった際に自分たちが経済制裁をされる可能性を考えたんですね。
G7の匙加減で経済制裁されたらたまらん!!と考え始めました。
世界的に脱アメリカ、脱米ドルの動きが加速していて、中国・シンガポールなどは金の保有割合を増やしています。
今のところ米ドルに代わるような基軸通貨を作ることは難しいと思いますが、そのような動きも多少はあります。
日本ではG7の動きは逐次報道されていますが、第三国の動きについての報道はあまりありません。
なのーで、日本ではG7ヨイショの報道しか見る機会が無いのです。
ボクもG7がロシアを非難しているから世界中でロシアを非難していると錯覚していました。
でも実際はG7以外の国はウクライナ問題にさして興味がなく、それぞれの国の事情で動いていることがわかりました。
G7はカナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国の7か国のみであり、第三国の方が数は圧倒的に多いのです。
そのような第三国をまとめ自分たちが覇権を握ろうと中国などは活発に動いています。
世界はG7の思惑だけで動くのではなく、その他の国の思惑もあると言うことは意識しておきたいですね。
日本で報道されている情報にはベクトルがかかっていて、片方からの情報しか見られないことも知っておくべきかと、、
もちろん侵略行為は国際法上許されないことではありますが、各国の思惑はいろいろあるみたいです。