八百祢です。
いつも拝読させていただいている招き猫の右手さんのブログに面白い記事があったので、ボクなりに思うところを書いてみたいと思います。
元記事はこちらです。
manekinekonomigite.blog.fc2.com
招き猫の右手さんは「他人と比べることなど無意味」と語られております。
ボクもこの意見には概ね賛成であり、他人と比べることによる嫉妬心ほど無駄なものはないと思っております。
ただ、これはセミリタイアを目指している人の話です。
ボクもセミリタイアを目指す前は他人と比べて嫉妬しましたし、他人よりいい車、いい時計が欲しかったですよ。
人間には欲があり、この欲が人類社会を発展させてきたのは事実です。
ネットゲームなんてやってると嫉妬心の塊のような人に多数出会えますw
人よりイイ装備を持つことに全てを懸けている人が大量にいますからね。
そこを刺激してお金をじゃぶじゃぶ使わせるのがネトゲ運営の仕事ですから、ネトゲ運営はウマイこと考えるもんだ。
会社だって同じで、営業成績を張り出して競わせたりするでしょ?
あれってお互いの嫉妬心を煽って成績を上げさせようとしているんですよ。
ただね、上を見てもきりがないことにある時に気づくんですよ。
若いころは何でも出来るような気がしてるし、自分は天才なんじゃないかと思ったりします。
若くてがむしゃらに働いている頃ですね。
ですが社会に出て数年仕事をしていると「あれ?もしかして自分は天才じゃないんじゃないか?」って気付くときがきます。
そうなると嫉妬心がムクムクと湧き上がってきて、人と比べ始めます。
人と比べ始めてから人間の行動パターンは2つに分かれます。
一つは懸命に努力してそれを超えようとするタイプ。
もう一つは自分より上の人の足を引っ張るタイプ。
日本人は概ね後者に該当するんですよ、残念ながら(´・ω・`)
自分よりちょっと裕福な人がツイッターで間違ったことを発信しようものなら、鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てる人、見たことあるでしょう?
ネットゲームでは「あいつはRMTして装備を買っている」などと便所の落書きに書いたりします。
こうなると醜い批判合戦の始まりです。
ボクは幸いにしてセミリタイアを目指し始める前に1千万強の資産を持っていました。
欲しいものはいつでも買えるし、何も困ってなかったですよ。
金銭的余裕は心の余裕につながると言うのは、あながち嘘ではないと思っています。
当時は心にかなり余裕がありましたもの。
いつでも買えると思うと人間物欲も無くなるものなんですね。
そこからセミリタイアを目指すようになってさらに意識が変わりました。
上司が50万円もするオメガの時計を買っても「へー」くらいにしか思わず、そのお金があればセミリタイア資金に回せるのにと思うようになりました。
逆にそんなものにお金を使うなんてバカなんじゃないかとすら思っています。
セミリタイアを目指している人は、今なんてどうでもいいんですよ。
10年先、15年先を見据えて行動し、今は泥水啜ってでも資産を貯めようとしています。
それとは逆に今を生きている人達、こちらの方が圧倒的に多いのですが、この人達は今が大事なので、人よりイイ車、人よりイイ女を得ることにウェイトを置きます。
どちらが良いとか、悪いとかの話ではなく、見ている視点が違うのです。
前述しましたが人間の発展には欲が必要です。
欲があるから前に進もうとするし、がんばろうと思うものです。
そう言う意味では人類社会の発展に貢献しているのは一般人の方なのかもしれませんね。