最近、思うのですが、情報には、それを発信する者のベクトルが働いているのではないでしょうか。
去年は株価が右肩上がりになっていて、積立NISAも始まるという、株式市場に参入するには最高の条件でした。
私が目にしていた記事は、FPを名乗る方が書いていた「老後破産しないためには3000万円必要」という記事。
それも1回や2回ではなく、何度も同じような記事がありました。
内容としては定年前までに3000万円を貯め老後に備えよう、でも貯金で3000万は難しいから投資しようね、みたいな記事でした。
それが今年になって「1000万円あれば老後は安心」のような記事に内容が変わってきました。
内容としては65歳まで働き続けて、その後も多少なりともお金を稼いで人生100年計画を乗り切ろうみたいな記事。
2つの記事について分かりやすく書きましたが、何となくベクトルが働いている気がしませんか？
去年は不安を煽り、投資の世界に人を引き込もうとするベクトル。
今年は適度な安心感を出し、長く働かせようとするベクトル。
インターネッツのおかげで情報は入手しやすくなりましたが、情報操作もされやすくなっています。
情報を信じるなとは言いませんが、広い目線、あえて反対側から見る目線も必要なのかもしれませんね。
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